100年前に走っていたバスを復元させたい。そんなことから始まった復元計画。

そのため町の男たちは家を留守にしがちだった。

魚屋の娘、浦尾理緒は、ある日学校から帰ってくると廊下が水浸し、風呂場には

包丁と、ちぎれた日記帳が散乱しているのを発見する。

そして、足が悪い母親も、杖を廊下に投げ出したまま失踪していた。

いったい何がおこったのか。

同じ頃、理緒の恋人、チリも姿を消していた。

理緒は、母親と事件の真相を求めて横川の町を走る。

わずか一日の中でめくるめく事件。そして、思わぬ結末が待ち受ける。

疑いの罠が冷たく潜む本格サスペンス。