No.16の記事

監督の神酒です

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「横川サスペンス」。タイトルの通り、サスペンス映画です。横川を知らなくても、かよこバスを知らなくても充分楽しめる作品になっています。オープニングからちりばめられた謎が、一つの真実をきっかけに、一気に衝撃のラストへと突き進みます。とてもスピード感がある脚本だと思います。
また、主人公の心の変化にも注目してほしい。主演は市立大学2年生の竹岡亜依(19)さん。本来は、普通の女子大生なのですが、僕がこの映画の主人公を捜している時に、たまたま出合い、声をかけさせてもらいました。まさに「理緒」役にぴったりな人。ラストカットの彼女の表情は、見応えのある表情でした。映画の中で成長する理緒と一緒に、演じる亜依さんも成長してくれたんだと思います。重要なシーン、すごいプレッシャーの中よくやってくれました。

この映画は、僕にとって自信のある作品に仕上がっています。この映画に対するこだわりは、始まりの頃からありました。脚本家の末田晴さんとストーリーを書き始めてから、1年のやり取り。ずいぶん末田さんも苦労したのだろうと思います。注文の多い監督ですから。
元々、末田氏は広島で活躍中の演劇プロジェクト「ブンメシ」の脚本家さんです。普段は、演劇の作品を書かれています。
僕には映画としての「横川サスペンス」の完成イメージがあったので、その完成予想図を一致させることも大変だったと思います。そういったところを、末田さんに書いて頂ければと思います。テーマは「横サスと私」で、宜しくお願いします。